痛み・違和感がある場合は

当サイトの他のページでも解説しているように、インナーマッスルのトレーニングは関節の痛みや不具合を予防したり、改善するのに効果的です。

しかし、もともと体に何らかの異常がある場合は、下手に行うと症状を悪化させる場合もあるということを憶えておいてください。

症状悪化の例

体の中に弱い部分があったり、スポーツなどの動作に悪いクセがあると、その部分に負担がかかって障害が引き起こされる場合があります。

身近な例としてはいわゆる「テニス肘」のようなものがあり、こういった症状もインナーマッスルのトレーニングとフォームの改善などを合わせて行う事によってによって緩和される場合があるのは確かです。

また、「肩の障害とインナーマッスル」で紹介したインピンジメント・シンドロームのような場合も、インナーマッスルのトレーニングによって筋力バランスが良くなれば、根本的な問題を改善することができるでしょう。

しかし、症状によってはトレーニング(あるいはリハビリ)よりもまず、診断や治療が必要になることもあります。

関節の状態によってはトレーニングよりも診断・治療を優先すべきです

例えばテニス肘がひどい場合に無理をして腕を動かせば、負担がかかっている部分をさらに傷める可能性があります。

インピンシメントシンドロームによって肩の内部で炎症が起こっているような場合は、トレーニングを行うことが更に炎症部分をぶつかり合わせる事になりかねないのです。

まずは専門家の診断を

痛みや違和感がある場合、それがトレーニングによって改善できるレベルのものなのか、あるいは安静や治療が必要なのかということについては、素人が判断するのはとても危険です。

体を温めてトレーンニングしていると痛みが和らいだり、インナーマッスルのトレーニングによって明らかに症状が良くなって来ているというようなら心配は無いと思いますが、基本的に体に異常を感じたときはまず専門家の診断を受けるようにしてください。

状態によっては炎症を抑える薬などを処方してもらう事で回復を早めることができることもあるので、アドバイスをもらっておいて損はありません。

なお、インナーマッスルはアウターマッスルに比べて繊細なのでトレーニングをしていてどこかが不自然に痛むというような場合は、軽視せずに病院に行ってみることをオススメします。

ちなみに管理人の知り合いには「どうも深呼吸するとお腹の筋肉が痛い」と病院に行ったら、腹部のインナーマッスルが軽い断裂を起こしていた(咳き込んだ事が原因らしい)という人がいました^^;

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