トレーニング持続のために2

1つ前の記事「トレーニング持続のために1」に書いたように、インナーマッスルのトレーニングは「鍛えている」という実感や短期間でのトレーニング効果が実感しにくいという面があります。

そこで、管理人がインナーマッスルのトレーニングを続けて行く上で大事だと感じていることをまとめておきたいと思います。

筋肉の構造を理解し、動きを実感する

インナーマッスルの筋力トレーニングでは、アウターマッスルの筋力トレーニングのように筋肉の焼け付くような痛み(バーン)や、筋肉疲労を感じる事はほとんどありません。

しかし、鍛えている筋肉がどこにあって、どのように動いているかをイメージして意識を集中すれば、その筋肉を動かしていると”実感する”ことは可能です。

各トレーニング種目の意味を理解して丁寧に動作を行うと、体の深い部分で動かしているインナーマッスルがだんだんと温まってくるような感覚をつかむことができるでしょう。

筋肉の構造を理解して動作を丁寧に行うことで、インナーマッスルの動きを実感することは可能です

大切なのは、インナーマッスルのトレーニングをベンチプレスやスクワットのようなアウターマッスルの筋トレと同じ種類のものだと考えないことです。

行っている動作や感覚は地味ですが、強烈な「トレーニング感」がなくても十分に効果があり、意味のあるトレーニングだということを、まずは十分に理解しておいて下さい。

保険としてのトレーニング

関節の痛みなどの自覚症状がある人なら、インナーマッスルのトレーニングによって症状が緩和されれば、努力の成果が実感しやすいでしょう。

しかし、もともと何の不具合も無い状態でインナーマッスルを鍛え始めても、なかなか効果らしきものが実感できなくて、トレーニングを続けて行く「やる気」が湧いてこないかもしれません。

でも、そんな時はこう考えて下さい。
「インナーマッスルのトレーニングは、将来的に障害を起こさないため、あるいは他のトレーニングの成果を無駄にしないための保険である」と。

生命保険や傷害保険というのは、全てが上手く行っている時にはあまり存在感がありませんが、いざという時には契約している人の力を助けてくれたり、また問題が起こらなかったとしても「安心」をもたらしてくれます。

インナーマッスルのトレーニングも、ある意味似たようなものだと考えることができます。

本当の保険のように怪我をした時などにお金を払ってくれるわけではありませんが、地道に続けていくことで怪我をする確率を低くしたり、障害の程度を軽くしたり、他のトレーニングの効果を引き出すための力になってくれるはずです。

だから、表面的に効果が見えにくくても、その重要性を忘れないようにしてください。

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