トレーニング持続のために1

インナーマッスルのトレーニングは、一般的な筋力トレーニングのように、力を振り絞って必死にウェイトを持ち上げるようなものでないことは「インナーマッスル・トレーニングの基本」で述べた通りです。

体にかかる負担も少なく、必要な器具もせいぜいゴムチューブやバランスボールくらい。トレーニングによっては器具が不要だったり、代用品で開始できる場合もあるでしょう。

だから、インナーマッスルのトレーニングは誰でも気軽に簡単に始めることが出来ます。

ただ、管理人が個人的にトレーニングを取り入れたり、周りの人と知識を共有してきた経験から言うと、インナーマッスルのトレーニングは意外にも続けていくことが難しいトレーニングであるという一面を持っているように感じるのです。

全ての人にとってそうではないと思いますが、本や他のフィットネス教材などではあまり触れられていない(管理人の確認した限りは、ですが)ので、あえてここで詳しく解説しておきたいと思います。

「続けること」が難しい理由

インナーマッスルのトレーニングは比較的簡単にできるのに、なぜ続けることが難しいのか、その理由をいくつか挙げてみましょう。

即効性が無く、効果が計測しにくい

腕立て伏せや腹筋のような筋力トレーニングなら、何日か間隔をあけて2~3回もトレーニングを行えば、筋力が強くなっていっていることが実感できるでしょう。

すぐに努力の結果が確認できれば「強くなってる!よし、もっと続けるぞー」
とやる気も湧いてくるというものです。

また、10回しかできなかった種目で15回できるようになったり、10kgしか扱えなかった種目で15kg扱えるようになったりと、数字の上でも効果を計測するのが簡単です。

インナーマッスルを鍛えることで得られる効果は、アウターマッスルのトレーニングほど劇的ではありません

これに比べてインナーマッスルのトレーニングは「縁の下の力持ち」的な役割の筋肉を地味に活性化していく作業です。

なので、短期間行っただけではなかなか効果を実感できない場合も少なくありません。
(もちろん人によっては劇的に効果が実感できる場合もあります)

痛みや疲労感が少ない

インナーマッスルの筋力トレーニングには、限界まで筋肉を追い込むベンチプレスやスクワット、アームカールのような大きな痛みや疲労感がありません。

普通に考えると、痛みや疲労感なんて無い方が続けていきやすいように思う人も多いでしょう。

しかし、特に筋力トレーニングの経験が長い人は「筋肉を鍛えている実感が無い」「効いてる感じがしない、物足りない」という感想を持つことも少なくないのです。

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