トレーニングの準備

実際にインナーマッスルのトレーニングに入る前に、行って欲しい事が2つあります。

それはウォームアップと姿勢・フォームの確認です。

ウォームアップについて

ウォームアップとはその名のとおり、本格的な運動を行う前に体を温めておくことです。

「柔軟体操はお風呂の後に行うといい」という話は誰でも聞いたことがあるでしょう。

少し汗ばむくらいに体温が高くなっているほうが、人間の筋肉や関節は柔らかくなり、怪我をする確率も低くなるのです。

ウォームアップを必ず行いましょう

お風呂上りにインナーマッスルのトレーニングをする、という方法も悪くはありません。

しかし「これからトレーニングするよ」ということを体に知らせるためにも、体に負担のかかりにくい軽い運動で体を温めるのがいいでしょう。

ウォームアップのための運動は、「速足で歩く」でも「踏み台昇降」でも「その場で元気よく腕を振って足ぶみする」でも何でも構いません。

ただし急に激しい動作を行ったりすると「急に準備運動したせいで体を痛めた」という笑い話のネタのようなことになりかねないので気をつけましょう(笑)。

※ウォームアップについては姉妹サイト『肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)』『ウォームアップから始めよう』も参考にして下さい。

姿勢とフォームの確認

「トレーニングフォームについて」に書いたことと一部重なりますが、本格的にトレーニングを開始する前には、必ず姿勢とフォームの確認を行ってください。

「確認する」というのは、鏡などを使って行ってもいいのですが、出来れば誰か他の人に見て欠点を指摘してもらうのがベストです。

ただし、これらは毎回行う必要はありません。トレーニングに慣れるまでの数回だけ行って、あとは時々の確認程度で十分でしょう。

姿勢の確認

本人がまっすぐ立っている、あるいは寝ているつもりでも、実は前後や左右に微妙に傾いているということは珍しくありません。

なので、それぞれのトレーニングに入る前に、まっすぐ立った状態・まっすぐ寝た状態に「ゆがみ」が無いかを見ておきましょう。

例えば「まっすぐ立った状態」を確認する場合は、両腕を下ろして足を肩幅程度に開いた姿勢をとって、
1.正面から見て体の中心軸が一直線になっているか?
2.正面から見て左右の腕、足の開き方に差が無いか?
3.正面から見て体の中心軸が一直線になっているか?

ということを、出来れば他人から見て確認してもらってください。

「まっすぐ立った状態」 正面

「まっすぐ立った状態」 側面

「まっすぐ寝た状態」時は床に寝転がって1と2のみの確認になります。

フォームの確認

慣れていないトレーニング種目に入るときは、スタートポジション(例えばチューブを引っ張る前の体勢)とフィニッシュポジション(例えばチューブを引っ張り切った時の体勢)を行ってみて、極端なフォームの崩れが無いかどうかを確認しておきましょう。

姿勢の確認とフォームの確認を繰り返し行いながらトレーニングすることで、偏った姿勢・間違ったフォームでのトレーニングを防止する事ができるというわけです。

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