インナーマッスルとプロテイン

筋肉を鍛える時はトレーニングの内容だけでなく、栄養や休養も重要であることは「インナーマッスルと栄養摂取」「筋トレ休養期間の設定」で述べた通りです。

そして、インナーマッスルと言えども筋肉は筋肉。

「トレーニングするならプロテインなどのサプリメントを飲んだ方が良いのでしょうか?」という質問を何度か頂いたので、当サイトとしての見解を書いておきたいと思います。

栄養の必要量

筋力トレーニングをしている人がよくプロテインを利用するのは、主にタンパク質不足を防ぐためです。

人間の筋肉はタンパク質で出来ていて、トレーニングをすることにより筋肉がダメージを受ければ、それを回復させたりより強くなるためにたくさんのタンパク質が必要になります。

これを普通の食事だけでまかなおうとすると大変なので、手軽にタンパク質を補給できるプロテインが活躍するというわけです。

しかし、インナーマッスルのトレーニング限って言うなら、タンパク質を大量に補給する必要はあまり無いと考えられます。

そもそもインナーマッスルはアウターマッスルのように太くありませんし、トレーニングでも軽い負荷で鍛えるのが基本だからです。

もともとの構造が小さい上に大きな補修も肥大も必要無いとなれば、たとえ毎日インナーマッスルを鍛えていたとしても、タンパク質の必要量はあまり上がらないでしょう。

インナーマッスルの筋トレではタンパク質必要量の増加は少ないと考えられます

なので、インナーマッスルを鍛えるためだけにプロテインを飲む必要は無いと思います。

ただし、もともとタンパク質量が少ない食事をしている場合は、健康維持のためにもプロテインを飲む意味は大いにあるはずです。

アウターマッスルと同時に鍛えるなら

それでは、アウターマッスルとインナーマッスル両方のトレーニングを行なっている場合はどうなるでしょうか?

この場合、アウターマッスルの筋トレをどれくらい本格的にやっているかで決めるのが基本だと言えます。

ごく軽く体を動かしているという程度なら、健康な生活をする上で目安となるタンパク質摂取量と言われている、体重1kg当たり1g程度のタンパク質を摂っていれば十分でしょう。
(体重60kgの人なら、一日に60gのタンパク質が目安)

逆に強度の高いトレーニングで筋肉を追い込むように鍛えているなら、体重1kg当たり2g程度を目安にすることになります。
(体重60kgの人なら一日に120gのタンパク質が目安)

タンパク質が不足するのはもちろん問題ですが、インナーマッスルのトレーニングを取り入れたからといって、特にプロテインの量を増やしたりする必要は無いというのが当サイトの見解です。

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