体幹トレーニングと深層筋
最近、体幹トレーニングというものが注目を集めています。
というわけで今回は、体幹を鍛えることで得られる効果や、体幹トレーニングとインナーマッスルの関係についてまとめてみましょう。
体幹とは?
ところで、体幹トレーニングの「体幹(たいかん)」というのは一体何のことでしょうか?
ここで、一本の木を思い浮かべてください。
木は、中心になる大きな幹(みき)と、枝や葉っぱ、根っこの部分に分けることができます。
そして、これをそのまま人間に当てはめてみましょう。
手足や頭が枝葉や根っこの部分。胸や腹、お尻などの部分が幹だと考えることができるでしょう。
つまり体幹というのは、手足や頭をのぞいた体の胴体部分のこと。
体幹にはアウターマッスルとインナーマッスルがあるので、体幹トレーニングでは両方の筋肉を鍛えることになります。
体幹トレーニングの効果
それでは、この体幹トレーニングにはどんな効果があるのでしょうか?
体幹が強くなると、まず筋力バランスが改善されて、姿勢やスタイルが良くなるという効果があります。
「骨盤ダイエットでお腹を引っ込める」
なんて言われているのも、このあたりに関係しているわけです。
もう一つの大きな効果が、スポーツ能力の向上です。
スポーツでは、体の各部の筋肉が生み出した力をどれだけ効率よく使えるかで能力が大きく変わります。
例えば野球のピッチャーなら、全身の筋肉をスムーズにボールに伝えれば速い球が投げられるでしょう。
逆に、体の軸がブレたり重心が偏ったりすると、力がムダなことに使われるので、力いっぱい投げてもヘロヘロの球しか投げられないことになります。
体幹の部分は力を出すための軸になるので、これがブレるとどんなスポーツでも能力が大きく低下してしまうのです。
嘘だと思うなら、片足で立ったままパンチを出してみたり、ボールを投げたりしてみてください。
体の軸が安定しないと、どれだけ力が入らないかがよくわかるでしょう。
最近プロスポーツ選手が体幹トレーニングをどんどん取り入れているのも、動作の安定が能力アップに結びつく事が証明されているからだと思います。
意外とキツイ体幹トレーニング
体幹トレーニングの筋トレ法は、バーベルやマシンなどの器具を使うことがほとんどありません。(方法にもよるとは思いますが)
なので、普通の筋トレに慣れている人からすると、「地味なトレーニング」という感じがすると思います。
しかし、見るのとやるのでは大違い。
管理人も最近になって『体幹トレーニング ”For All Sports”』というプログラムにチャレンジしてみたのですが、最初は女性インストラクターと同じ動きをすることすら難しいという状態でした^^;。
体幹をコントロールする力は、普通の筋トレだけではなかなか身につかないということなのかも知れません。
(管理人へのご連絡は不要です)