スポーツとインナーマッスル

1980年代くらいまでの日本のスポーツ選手は、欧米の選手と比較してかなり時代遅れな筋力トレーニングを行っていたことが知られています。

個人差はあるものの、1億円以上の年収を稼ぐようなスター選手でさえ専門家の目から見ると科学的な根拠のない自己流トレーニング(又は昔から「やっているから」というだけで行っているトレーニング)をしていたそうです。

時代遅れだった日本のトレーニング事情

具体的には瞬発力を必要とされる選手がスクワットを行うのに中学生並みのウェイトを使用していたり、肩の柔軟性が求められる野球のピッチャーが三角筋の鍛えすぎでフォームを崩してしまったり・・・というようなこともあったんだとか。

学生スポーツならともかくプロの選手、それもトップアスリートと呼ばれる人たちが基本的なトレーニングの知識を持ち合わせていなかったというのは今ではとても信じられないことですが、一昔前まではそれが現実だったのです。

しかし、早くからスポーツと科学を結びつけて成果を上げてきたスポーツ先進国のトレーニング理論が入ってくるようになって、事態は大きく変わりました。

日本のトレーニングレベルは、スポーツ科学によって大きく進歩しました

今では、解剖学や運動生理学に詳しい優秀なトレーナーが増えただけではなく、スポーツ選手自身もトレーニング理論を勉強し、しっかりと意味を理解した上でトレーニングを行う事が常識となっています。

注目されるインナーマッスル

そして今、スポーツ障害を防ぎ、能力を引き出すために有効な方法としてインナーマッスルのトレーニングが大きく注目されてきているのです。

いや、むしろ第一線で活躍しているほとんどの選手が、何らかの形でインナーマッスルのトレーニングを取り入れていると言っても過言ではないでしょう。

プロスポーツチームなどでは専門家を呼んで、選手に対してインナーマッスルに関する知識の講習会などを実施しているケースもあるようです。

最近は書籍などでも(少しずつではありますが)インナーマッスルのトレーニング方法が紹介され始めているので、今後はますますトレーニングの「常識」として、世に広まっていくのではないでしょうか。

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